2018年12月10日月曜日

研究目的と道具の発明改良、と例え。


以前の記事『「実学」と「虚学」は、廃語になるべきである』では、実学と虚学という区分を批判し、その原因と推測される、日本国民の研究の区分への無理解について書きました。

この記事では、基礎科学、応用科学、そして工学の研究目的と道具の発明改良との関係を考えます。

加えて、しっくりくるような例えを考えてみます。



記事の内容


  • 段階ごとの研究目的と道具の発明改良
  • 改良の長い道のりとその先は?
  • うまい例えは?




2018年12月6日木曜日

学術研究の意義 #4 【学術の在り方について】【学術の推進体制について】


1.学術研究の意義(文部科学省、学術分科会、H21~)

学術の基本問題に関する特別委員会(第1回) 議事録(平成21年3月5日(木曜日) 10時~12時)

学術の基本問題に関する特別委員会(第4回) 議事録(平成21年5月28日(木曜日) 14時~17時)

学術の基本問題に関する特別委員会(第5回) 議事録(平成21年6月11日(木曜日) 15時~17時)




学術研究の意義 #3 【学術と社会の関わり方】 【新しい学問の発展、新しい研究領域の発展】


1.学術研究の意義(文部科学省、学術分科会、H21~)

学術の基本問題に関する特別委員会(第2回) 議事録(平成21年3月31日(火曜日) 14時~16時)

学術の基本問題に関する特別委員会(第5回) 議事録(平成21年6月11日(木曜日) 15時~17時)


学術研究の意義 #2 【認識科学と設計科学】 【基礎研究と応用研究】


1.学術研究の意義(文部科学省、学術分科会、H21?22?)

学術の基本問題に関する特別委員会(第2回) 議事録(平成21年3月31日(火曜日) 14時~16時)



学術研究の意義 #1 【学術の役割について】


1.学術研究の意義(文部科学省、学術分科会、H21?22?)

学術の基本問題に関する特別委員会(第1回) 議事録

この記事では「学術研究の意義」冒頭の【学術の役割について】を取り上げます。

各節は、必ずしもある回の意見だけで構成されている訳ではありません。


学術研究の意義 #0 一連の記事について


以下の一連の記事では、以下の要約された文章についてコメントをつけます。

1.学術研究の意義(文部科学省、学術分科会、H21)


この文章は、文部科学省の「学術の基本問題に関する特別委員会」で出されたコメントを要約したものです。

平成21年3月に第1回会合が開催され、平成22年5月に最後の第8回会合が開催されました。

学術の基本問題に関する特別委員会(第1回) 議事録


この記事では、コメント付けについての私の姿勢と注意点を述べます。


2018年12月3日月曜日

一般の人々に知ってほしい論文の重要性、繰り返さない!

前記事「知識体系を構築するのは論文か議論か?論文と議論の情報量の差」では、研究志望者向けに、知識体系の構築における論文の持つ情報量の重要性を述べました。

この記事では、一般の人々に向け、「同じ事を繰り返さないための、皆が閲覧できる記録としての論文」の重要性を述べ、執筆の大変さを愚痴ります。

同じことを繰り返さず、未知領域を開拓する、これが研究を効率的に進めるために大事な事です。

(個々の内容は、分野によっては異なるかもしれません)



新人研究者「この前学会発表したんやで」
一般人友人「おお、すごいやん」パチパチ

新人研究者「この前論文出したんやで」
一般人友人「ほーん、で?」ハナホジー

なぜなのか?(´・ω・`)



本記事の内容

  • 一般人と研究者の論文認識
  • 論文執筆の困難
  • 論文投稿過程の困難
  • 参照記事



2018年11月30日金曜日

知識体系を構築するのは論文か議論か? 論文と議論の情報量の差

この記事では、(科学)知識体系の成長サイクルにおける論文の重要性を主張します。

基礎科学の研究志望者向けの内容です。

この事については研究者の経験を積むなかでに徐々に理解は進みますが、大学院では明示的に教えられていない内容です。

論文は情報の伝播経路であり、知識体系を形作るブロックそのものです。

このような論文の比較対照に、口頭での情報交換である議論を取り上げます。


知識体系の成長サイクルにおいて論文が重要だという根拠は、次の3点です。

  • 論文中の情報はよく整理されている。(議論はその場の思いつき)
  • 論文なら、時間と空間が離れていても情報を伝達できる。
  • 視覚から得られる時間あたりの情報量は、聴覚から得られる時間あたりの情報量より多い。

個々の研究では議論も有益です。

しかし、知識体系の構築については、間違いなく論文が重要です。

この記事では、論文の重要性が学問全体に共通と考え、単に「知識体系」と書いています。(筆者には学問全分野の研究経験はありません。




本記事の内容。

  • 知識体系の発展
  • 論文と議論で伝搬する情報の質の違い
  • どれだけの人に読まれるか?聞かれるか?
  • 視覚と聴覚による単位時間あたりの情報量


研究者に必要な、政治的な情報発信

ここでの提案は、国民と政府に向けて大学や公的機関の研究者は政治的な情報を発信しよう、です。


この20年ほど、研究者から国民への情報発信する努力が日本全体で行われてきました。

発信される情報の多くは純科学的なもので、科学の面白さ・重要性を伝えよう、という主旨です。

この20年間の情報発信・広報活動は国民を楽しませたと思いますが、大学における研究環境は現在酷い状況です。

この状況を変えるためには、多くの研究者が政府(財務省と文科省)を動かすために意見を述べるべきです。

そしてそのための時間を捻出すべきです。


2018年11月16日金曜日

「実学」と「虚学」は、廃語になるべきである


実学(Wikipedia)

2018/11/15のページ。他言語ページへのリンクは無い。


記事の内容

  • 実学と虚学の区分から得られるモノは?
  • 段階ごとの研究目的
  • 未来は不明
  • 人類の資産としての基礎科学の研究成果
  • 外国では?
  • 政府による選択と集中
  • 日本の科学者の取るべき行動は?
  • 追記、科学技術基本計画


項目書き出したら長いな。分割するかも。


2018年11月5日月曜日

サイエンスマップ 2016の感想。


財務省分科会の資料中にあった、サイエンスマップについての感想。

(財務省分科会の資料についての感想、その1その2

こういう資料は初めて見たのとたいした事は書けないので、感想だけ。


出典


「サイエンスマップ 2016」, NISTEP REPORT, No. 178, 文部科学省科学技術・学術政策研究所.
DOI: http://doi.org/10.15108/nr178
“Science Map 2016,” NISTEP REPORT, No. 178, National Institute of Science and Technology
Policy, Tokyo.
DOI: http://doi.org/10.15108/nr178 

サイエンスマップのURL(PDFのダウンロードなど)は、こちら

ここから、各年のPDFのダウンロードページ、WEB上でサイエンスマップのパラメータを変えて閲覧できるページに飛びます。


2018年11月2日金曜日

財政制度分科会(平成30年10月24日開催)の資料、科学技術(2)について





今回は、 「論点6 科学技術(2)<国立大学法人の質の向上>」についての感想、疑問点を述べます。

この財務省の資料を資料1とし、比較用の資料2として、「国立大学法人の現状と今後の運営費交付金の在り方について」を使います。

この資料は、一般社団法人国立大学協会の作成、「第3期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会(第1回)」という会合で使われたものです。

他に適切な資料があるかもしれませんが、とりあえず検索で引っかかったものを。


2018年10月29日月曜日

財政制度分科会(平成30年10月24日開催)の資料、科学技術(1)について


今回の記事の動機は、以下の財務省の資料。

突っ込みどころが多いので、この記事では資料の「論点6 科学技術(1)<科学技術関係予算>」についてのみ。




冒頭に「(研究低迷の)真の要因はなにか?」とあるが、興味深い指標、比較はでてくるものの、色々不十分過ぎて笑え、、、ない。

原因を推測する議論の段階で、有効な数字を出せず、「自分たちの見たいものを見る」描写が顕著になっている。


なお、財政制度等審議会 財政制度分科会 委員名簿を見ると、見事に文系の方たちばかり。

理系の研究現場から縁遠い人たちが、この資料を読んで(大して調べもせず)、「大学の研究者はけしからん。もっと予算を締め付けて競争させよう」とか気炎を上げて、国の方針に大きな影響を与えているとしたら、日本の科学技術が衰退するのも極めて自然な事に思う。



2018年10月26日金曜日

【まとめ】指標、指数、物理量、単位、変数、の使い分けについて


サッカーの記事を書きながら、表題の言葉遣いがあやふやに感じたので、備忘録としてまとめておく。

そもそもの動機は、index の日本語訳にあてる「指標、指数」の違いが気になった事。

指数という数的表現を考えると、単位、物理量との関連も疑問に思った。

各語の意味は、Wikipedia, WEB上の辞書での比較。

なお、数学的な意味(例、指数関数)は考慮しない。

内容は次の通り。


  • 指標と指数
  • 単位と物理量
  • index, 指標、指数



2018年10月8日月曜日

Python、画像作成、繰り返し(多数回)、余計なメモリ消費(メモリリーク)、Google Colaboratory

python で画像作成を繰り返した際に発生する、爆発的なメモリ消費への対応方法についてのメモ書き。python のライブラリの中身までは精査していない。

メモリ消費量の爆発的増加


Google Colaboratory の python 3 で動画作成のために約4万枚の画像作成を実行したところ、ある時点で「メモリ消費量過大でシステムがクラッシュします。ランタイム(~プログラムの実行?)を停止して下さい。」という旨の表示が出て、その後停止してしまった。

この現象には再現性があり、メモリ消費量を測定すると、以下のように変化し、破綻していた。



2018年7月17日火曜日

AdSennse、契約解除(打ち切り?)、対応、失望

ちょっとガクッと来たので情報を晒しておきます。


2018年6月3日日曜日

本日オススメする白い粉

年をとって身体が疲れやすい、昔ほど動かない、というくたびれた研究者の皆さんにオススメなのが、この白い粉、

その名も無水クエン酸です。


掃除にもよく使われており、画像のような商品がドラッグストアで購入できます。

私は1日2g程度、オブラートに包んで飲んでます。(水が足りないと胃が焼けます)

クエン酸を含む梅干しなどはよく疲労回復に効くと聞きますが、無水クエン酸を飲み続けてジムで運動する際の実感は持久力の増大、「より身体が動く、動き続ける事ができる」です。

扱う重量が+10kgになるとかではありません。

ここ半年ほど、飲んだり飲まなかったりした時期があったのですが、明らかにパフォーマンスが違います。

朝の身体のだるさが違います。

動き続ける事ができます。

おそらくは飲んでる際のこういうプラスイメージよりも、飲まない期間に「身体がだるいなぁ」と実感する事になるでしょう。

リ◯Dやユ◯◯ルなどの飲料みたいに、身体が暑くなるとかガーッと来るとか、そういうのはありません。


ネタ元の記事はこちら、回復効果を実感できるクエン酸の飲み方(オカンアスリートの研究室)

こちらはマジなアスリートの記事なので、2時間前に飲めと書かれていますが、そんな事を気にしなくとも、1日1回飲むことをお勧めします。

オブラートやカプセルに入れて飲む事をお勧めします。

クエン酸と水の量を守る事をお勧めします。

「俺は信じねーよ」という方は、無水クエン酸を指先につけて舐めて下さい。

責任は持ちません。

2gというのは適当で、普通の小さじスプーンの3分の1程度目安です。

お腹が熱くなったら、さらに水を飲んで薄めて下さい。


前に記事で紹介した、ココナツオイルコーヒーもお勧めです。

2018年5月14日月曜日

【ニュース紹介】日本人、ロンドン、野村證券社員、CA監禁、禁固11年

このブログの主旨には合わないんだけど、日本ではニュースになってないみたいだから残しておく。





インサイダー取引大好きな野村證券はなんで潰れないんだろ?毎回不思議に思う。きんゆうちょうにたくさんのおかねをばらまいてるからかなー(棒読み)

「Takehiko Ogihara」さんをGOOGLEニュースで検索した画像はこちら。


特にこの人に恨みがある訳じゃないけど、日本のマスコミの「報道しない自由」にはほんとうんざり。

顔も名前も出てるから、周囲にもバレてる事は間違いない。

BBCもニュースを出してないのはなんでだろ?




なお、日本での客室乗務員の呼び名は、昔はスチュワーデスで今はキャビン・アテンダント、英国では air hostess との事。

日本では、「ホステス」というと高級クラブにいる女性を呼ぶ事が多いが、ここでは単に「飛行機上で対応する女性乗務員」の意味。

日本でのホスト、ホステスの意味はほんとに歪みすぎやで(´・ω・`)

ホステス、Wikipedia



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2018年5月2日水曜日

【記事紹介】避難所の女性トイレは男性の3倍必要~命を守る「スフィア基準」



本記事の動機は、上↑のツイートです。

避難所での生活について、設計運営の国際的な最低基準があるとは知りませんでした。


2018年4月10日火曜日

Google Colaboratory で Sunpy、その1 導入 [20180509修正]

「GDLでSSWを動かそう計画」が行き詰まっていたので、pythonを使った太陽物理学の解析ライブラリ Sunpy を動かしてみた。

Google Colabの知っておくべき使い方 – Google Colaboratoryのメリット・デメリットや基本操作のまとめ(codexa)
Google Colabを導入(Qiita)


2018年1月13日土曜日

クリスタルボーイの英語の綴り(嘘やろ…)



工エエェェ(´д`)ェェエエ工、30年以上知らなかった…。

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