以前の記事『「実学」と「虚学」は、廃語になるべきである』では、実学と虚学という区分を批判し、その原因と推測される、日本国民の研究の区分への無理解について書きました。
この記事では、基礎科学、応用科学、そして工学の研究目的と道具の発明改良との関係を考えます。
加えて、しっくりくるような例えを考えてみます。
記事の内容
- 段階ごとの研究目的と道具の発明改良
- 改良の長い道のりとその先は?
- うまい例えは?
「 【貨幣循環】貨幣循環導入の3点セット 」では、貨幣循環の定式化である M=G+I と V=1/(1-β) を紹介した。「 【貨幣循環】歳出伸び率とGDP成長率の関係 」では、名目GDPの成長率と政府支出Gの成長率の関係を紹介した。本記事では、MとV、および名目GDPの成長率...