「無料付帯」は無料ではない
ソニー損保のCMを見るたびにモヤモヤします。
原因は「ロードサービス無料付帯」という謳い文句です。
私は「労力を伴うサービスなので、誰かが金額を負担しているはず」と思い、「誰がロードサービスの無料分を負担しているんですか?」とソニー損保に尋ねたところ、以下の返答を頂きました。
“ロードサービスについて、「無料付帯」と表記しておりますのは、ロードサービスの付帯有無や、利用規約に定める範囲内の作業であれば、ロードサービスの利用の都度料金をいただくものではないためでございます。
総額として事業にかかる費用として織り込まれているものですが、お客様との間で個別に料金を算出してやりとりしているものではないため、このような表現としております。何卒、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。”
赤字は強調のために入れました。つまり、このロードサービスの利用料金は最初から保険料に含まれている、という事です。「無料付帯」の意味は、個々のやりとりでは料金を頂かないから、だそうです。
私は、ロードサービスの内容とその利用料金について、ソニー損保にもJAFにも与しません。よく知りませんし。でも、最初から料金の中に設定しているサービスをわざわざ「無料付帯です」と強調するのは企業倫理としてどうなんだろうな、と思います。
この「無料付帯」という語句は、詐欺ではないですが、正直な言い方ではありません。別のやり方があるんじゃないですかね?そして、このCM、宣伝は何年間も流れています。
ちなみに「NTTiF」という、NTT系列の保険会社も同様に、「ロードサービス無料」をうたっています。きっと他の会社もやってるんでしょうね。
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