この記事では、実質GDP(財・サービスの数量)の増加のためには、財・サービスを購入するための貨幣量の増加も必要である事を示す。数量方程式を変形すると以下の関係式が得られる。
dP/P + dQ/Q = dM/M
dP/P がインフレ率の増加を示し、dQ/Q が財・サービスの数量(実質GDP)の成長率を示し、それらに対応して dM/M が貨幣量の増加を示す。
例えば、貨幣量が変化せずとも供給の減少によってインフレが発生する場合、dM/M=0に対して、dQ/Qが財・サービス数量の減少率を示し、dP/Pがインフレの増加率を示す。