2017年8月19日土曜日

GDLSSW006, PSとEPS (1)

GDL (GNU Data Language) 上で SSW (Solar Soft Ware) を使うためのメモ書き


前回の記事では、GDL上で作成した論文用のEPSファイルがどうにもおかしかった。

この不具合がどこから来ているのかを調べる。






まず、単純なプロットを表示するPSファイルとEPSファイルの作成を試みた。

使ったプロシージャと作成された画像を載せる。

;pro simple_ps
 set_plot, 'ps'
 device, filename='$HOME/simple_ps.ps', $
         /inches, $
         xoffset=1.25, yoffset=1.5, $
         xsize=6.0, ysize=8.0
 plot, [0.,1.,2.,3.], [0.,1.,4.,9.], title='TITLE'
 device, /close_file
;end
;
;pro simple_eps
 set_plot, 'ps'
 device, filename='$HOME/simple_eps.eps', $
         /encapsulated, $
         /inches, $
         xsize=6.0, ysize=6.0
 plot, [0.,1.,2.,3.], [0.,1.,4.,9.], title='TITLE'
 device, /close_file

simple_ps.ps。6インチ×8インチ(のはず)。スクリーンショットを半分サイズに縮小。


simple_eps.eps。6インチ×6インチ(のはず)。スクリーンショットを半分サイズに縮小。





プロシージャは、GDLでのPS作成についてのスレッドに書かれていたプロシージャをコピペした。

なお、このEPSファイルは、linux系のEVINCEなどでは表示がおかしくなる。

linux系ならGV、Windows系ならGSviewの使用をお勧めする。


PSとEPSファイルについては、一見、作成できているようではある。

しかし、PSファイルの描画領域は6インチと8インチ、EPSでは6インチと6インチに設定したはずだが、比率がどうもおかしい。(多分実サイズもおかしい)

EPSファイルは明らかに正方形の描画領域ではない。


次に、IDLで作成した論文画像と、サイズを合わせたEPS画像を比較した。

論文の図。8cm x 8cm。





インチ指定しかできないようなので、xsize, ysizeを8.0/2.54インチに指定。

作成したEPSファイルは、サイズ(描画領域)を合わせたはずなのになんか色々違う…。なんでなん?

フォントサイズも大きいし、正方形ではない。

実は、PSファイルも同じサイズで作成したら、これと同じファイルができてました。

もうダメ、なんか色々おかしい。


次にGDLのプロットライブラリであるPLplotそのもので、PSファイルとEPSファイルの作成を試みる。

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