2017年8月9日水曜日

GDLSSW005, EPS作成、MDIとTrace, その2

GDL (GNU Data Language) 上で SSW (Solar Soft Ware) を使うためのメモ書き


前回の記事に書いたように、SSWの挙動を確認するために、過去にIDLで作成した図を再度作成する。

画像は、Yamamoto & Sakurai (2009, PASJ, 61, 75)の図3である。(以下の図)


GDL上で、同じプロシージャで作成した図が以下である。



どちらの図もEPSファイルをconvertコマンドでJPGにしている。

以下、図の違いである。

  • 画像の大きさが違う。(縦8cm、横8cmに設定)
  • フォントが違う(Times-Romanに設定)
  • 磁場強度の輪郭線の色が違う。(線の太さも細い気がする)
  • (緑の濃さが若干異なる気がする)

GDLではプロット関係では、PLplotを利用している。

プロット領域の設定は基本だろうし、フォントについてはPLplotのドキュメントを読む限り使えるはずで、この辺のPLplotとの調整はまだうまく行っていない模様。

色違いの磁場強度の輪郭線を上書きできないのもPLplot関係なのか?

GDL上に'xloadct'は見つからないが、loadctは実行可能。

Xウインドウ上でプロット(plot_map,/over,lcolor)させても同じように単色の輪郭線しか書けないが、新たにプロットすると、新しいカラーテーブルで表示される。

Xウインドウ上でのプロット。縮小表示している。

異なるカラーバーでのプロット。縮小表示。





GDLでのプロットの結論として、「最低限の表示はできるが、細かい調整はできない」

クイックルックには十分だが、EPSファイルを思ったように作成できないのは、論文作成のためには致命的な欠陥。



IDLとGDLのEPSで、TRACE画像の緑の濃さが若干異なる気がするが、IDLのファイルを再現できる環境では無いので、これは要注意。

TRACEのprepで色々メッセージが出ているが、どれがダメなのかよく分からない。(止まってはいない)

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