2017年8月20日日曜日

GDLSSW007, PSとEPS (2) PLplot導入

GDL (GNU Data Language) 上で SSW (Solar Soft Ware) を使うためのメモ書き


PLplot自身から、PSファイルとEPSファイルの作成を試みる。

参考にしたサイト, PLplot




Ubuntuには、"libplplot*" などのパッケージが用意されている。

上記サイトを参考に、馴染みのあるFortran(f95)関連を導入し、Plplotのサイトの「Example」で公開されているf95のサンプルプログラムで図表を再現しようとした。

しかし、コンパイルがうまく行かない。

> $ f95 x00f.f95 `KG_CONFIG_PATH=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/pkgconfig pkg-config --cflags --libs plplotd-f95`

このコマンドを使ってapt-getで導入したモジュールを参照しても、変数が定義されていないなどのエラーが出る。

試行錯誤したが無理。

コンパイルのおまじないの意味はよくわからないが、「/usr/lib/x86_64-linux-gnu/pkgconfig/plplotd-f95.pc」というファイルでオプションが管理されてて、中身は以下の通り。

???@???:~$ cat /usr/lib/x86_64-linux-gnu/pkgconfig/plplotd-f95.pc
libdir=/usr/lib/x86_64-linux-gnu
includedir=/usr/include/plplot
drvdir=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/plplot5.10.0/driversd

Name: PLplot F95
Description: Scientific plotting library (F95 bindings, double precision)
Requires.private: plplotd
Version: 5.10.0
Libs: -L${libdir} -lplplotf95d -lplplotf95cd
Cflags: -I${includedir} -I/usr/lib/x86_64-linux-gnu/fortran/modules/plplot




次に、PLplotのソースファイル(5.12.0)をダウンロードし、コンパイルする事にした。

しかし、展開したディレクトリ上でmakeしても、c, c++関連のみがコンパイルされ、サンプルプログラムがコピーされた。

> $ cmake .
> $ make
> $ sudo make install

f95を含めた他のコンパイラーについてのライブラリは作成されなかった。(説明書きを読むと各コンパイラーがあるか不明なのでそういう設定になっているらしい)

色々調べた所、下記のようにしてf95関係のコンパイルができた。

> $ export "FC=/usr/bin/gfortran"
> $ cmake -DENABLE_f95=ON .

コピーされたサンプルプログラムは無事にコンパイルできた。

「 /usr/local/share/plplot5.12.0/examples/」で、cmake, makeをすると、c, c++, f95のサンプルファイルが一括でコンパイルされる。

作成された例1?(x00f)のPSファイルが以下である。

PLplotの1例、f95で作成。

次回は、サイズ変更などのパラメータ調整、EPSファイルの作成を試みる。



追記 2018/04/13

plplotを使った作図が完全に行き詰まったので、Google Colab環境でSunPyを使ってみる。
google colaboratory で Sunpy を動かしてみる

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