今回の記事の動機は、以下の財務省の資料。
突っ込みどころが多いので、この記事では資料の「論点6 科学技術(1)<科学技術関係予算>」についてのみ。
大学や科学技術関係のみなさーん!財務省がこんな資料出してますよ。— しき ぽんたろう (@mk_shik) 2018年10月25日
「大学(文科省)がお金の使い方下手なだけで、うちら悪くないっす」
「研究力低下ってうそじゃね?」
「博士減ってないし、まずは研究生産性低いのどうにかしなよ」https://t.co/MiwsEhF8db
資料直リンクhttps://t.co/2Nr5qPXWfy
冒頭に「(研究低迷の)真の要因はなにか?」とあるが、興味深い指標、比較はでてくるものの、色々不十分過ぎて笑え、、、ない。
原因を推測する議論の段階で、有効な数字を出せず、「自分たちの見たいものを見る」描写が顕著になっている。
なお、財政制度等審議会 財政制度分科会 委員名簿を見ると、見事に文系の方たちばかり。
理系の研究現場から縁遠い人たちが、この資料を読んで(大して調べもせず)、「大学の研究者はけしからん。もっと予算を締め付けて競争させよう」とか気炎を上げて、国の方針に大きな影響を与えているとしたら、日本の科学技術が衰退するのも極めて自然な事に思う。