2016年3月8日火曜日

各家のローカルルールと、用語の意味の改変

情報処理の観点から、気になった記事を紹介。

 このまとめスレの記事は、旦那が煮物(今回の場合はブリ大根)やシチューも汁物(例、味噌汁)とみなしていて、それが原因で献立内容について注文をつけられたという奥さんの報告である。例えば、旦那としては汁物が二品もあるのはおかしいので、味噌汁がある場合はブリ大根はダメらしい。


 どの家にも料理やら躾やらでローカルルールがあるのはもちろんであるが、今回のこれは、ローカルルールとしては直した方がいいと思う。理由は、世間一般で通用している用語の意味を、このローカルルールによって改変しているからである。今回の煮物と汁物の用語の意味は、各家のローカルルールではなく、より広範囲でのルールである。これを改変してしまうと、その家の構成員、つまり家族が外に出た時に、余計な情報処理が必要になる。あるいは、余計なトラブルを生むかもしれない。

 旦那さんが「煮物か汁物のどちらかだけを出してくれ」と希望する事は認められるだろう。しかし、旦那さんが「煮物と汁物は同じ品目である」と規定する事は、混乱を生むと思う。

 記事では、味噌汁の具材に卵が入っている話があった。私の母は、時々「そうめんとじゃがいも」の味噌汁を作ってくれる。そうめんはお歳暮のあまりである。昔の父にとってはカルチャーショックだったらしい。こういうのは、各地域各家庭の尊重すべき特色(ローカルルール?)なのだと思う。

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